楽器遍歴の話

「はじめに」の文章から大分時が経過してしまいました･･･。

これまでに弾いてきたコントラバスの話を少々。大学時代は、大学にあったチャキとカールヘフナーを弾いてきたのですが、卒業後は当然自分の楽器が必要になります。弓も必要になります。

なけなしのお金で両方用意しなければならなかったので、合板の楽器とデルフラーの弓を最初に買いました。当時の値段は楽器＜弓でした。

2年間ほどお世話になりました。本番も4回。これでソロを弾いた録音も残ってるんですが、聴くと当時の技術的な拙さとともに、楽器のしょぼさが伝わってきます。

もう少しちゃんとした楽器で演奏したい！と思って買ったのが2本目の楽器。

この楽器とは10年間の付き合いです。最近別な楽器を手に入れたので、近々お別れする予定。船旅も3回経験しました。ソロを人前で弾き始めたのもこの楽器を弾いてからなので、ほとんどこの楽器でソロ弾いてます。大変お世話になりました。

で、今の楽器。まだ1ヶ月くらいの付き合いです。でも、音は前の楽器と比べて格段に良いです。今まで表現できなかった音がすんなりできるくらい違いを感じます。古く見えませんが、私の2倍以上生きてます。

ちなみに弓は現在3本持っていて、オケ用、ソロ用、アンサンブルやバロック音楽向きに使っていきたいと思ってる1本と用途を分けています。昔は1本で全てやりくりしてたので、使い分けができると結構楽だなと思います。特に松脂を何にするか迷わないのが良いところかなと。